ヨーロッパアルプス 名峰登頂
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「技術度・体力度」 技術度7 体力度5 4級レベルの岩場を力を掛けずに余裕を持って 長時間続けて登れること。また、斜度のある岩と 雪のミックス斜面をアイゼン・ピッケルを使い、安 定感を持って登れる技術が必要。体力的には、 夏の富士山を5合目から5時間以内に余裕を 持って登る基礎体力が必要です。 「ルート案内」 *登山開始地点:グリンデルワルト ユングフラウ鉄道・アイスメール駅のトンネルよ り登山開始。氷河上をミッテルレギ稜線のミッテ ルレギ小屋まで登ります。小屋直下は斜度があ り、足場が悪い場合もあるので注意が必要で す。ミッテルレギ小屋からは岩稜登攀で3級を中 心に一部4級レベルの登攀が続きます。アップ ダウンが多く長い行程になる上、高度感のある リッジ上の行動が多いので充分な経験が必要で す。また、ルート全般は縦走形式の登攀となり、 途中で引き返すことが難しいため、長時間岩場 で行動できるしっかりとした体力が必要です。下 山は南西稜ルート。以前使っていた西壁ルート より標高差はありませんが一部安定しないルー トや落石も多いので慎重に下ります。 メンヒ ガイド比率 1対2 ユングフラウヨッホ ⇒ メンヒヨッホ 登り200m 1時間 メンヒヨッホ⇒メンヒ山頂 登り450m 2時間半 メンヒ山頂 ⇒ メンヒヨッホ下り600m 1時間半 アイガー ガイド比率 1対1 アイスメール ⇒ ミッテルレギ小屋 登り200m 2時間半 ミッテルレギ小屋 ⇒ アイガー山頂 登り600m 7時間 アイガー山頂 ⇒ ユングフラウヨッホ 登り200m/下り700m 4時間 アイガー ( 3,970 m ) アルプスクライマーの憧れ 槙有恒が初登頂したことで日本でも知名度が高くなったアイガー・ミッテルレギ稜(東山稜)。長大な稜線で豪快な岩登りが楽しめます。アイガーは、ミッテルレギ稜から南西稜への縦走型の登山なので、途中で引き返すことができないため、グレードが高くなり総合的な登攀技術と体力が必要です。 -17-

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