ヨーロッパアルプス 名峰登頂
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技術度・体力度 技術度5 体力度4 2級レベルの岩登りができ、斜度が緩い雪稜を アイゼンを使いながら長時間歩ける技術が必要 です。体力的には、夏の富士山を5合目から5時 間程度で余裕を持って登る体力が目安です。 ルート案内 *登山開始地点:グリンデルワルト メンヒは基本的に雪稜の登攀です。一部岩稜も ありますが、短く難易度は高くありません。頂上 直下のリッジは雪が固い場合があるので慎重に 登ります。ユングフラウも雪稜中心の登攀です。 時期によっては岩稜帯を登る場合がありますが 2級レベルの登攀なので難易度は高くありませ ん。ロートタールザッテルを越え、頂上直下の登 りは斜度が出てきますので慎重に行動します。 下山は一旦アレッチ氷河まで下降します。それか ら、登山電車の駅になるユングフラウヨッホまで 登り返します。下山時刻が遅くなると雪が緩み、 膝まで沈み込む、きついラッセルの登りになるの で早出、早帰りでスムーズな行動と時間の節約 を心がけて下さい。 メンヒ ガイド比率 1対2 ユングフラウヨッホ⇒ メンヒヨッホ 登り 200m 1時間 メンヒヨッホ ⇒ メンヒ山頂 登り 450m 2時間半 メンヒ山頂 ⇒ メンヒヨッホ 下り 600m 1時間半 ユングフラウ ガイド比率 1対2 ユングフラウヨッホ ⇒ ロートタールザッテル 登り 400m / 下り 200m 3時間 ロートタールザッテル ⇒ ユングフラウ山頂 登り 600m 2時間 ユングフラウ山頂 ⇒ ユングフラウヨッホ 登り 200m / 下り 1000m 3時間 メンヒ(4,107m)とユングフラウ(4,158m) ベルナーアルプスの名峰に登る スイス中央に位置するベルナーオーバーランド3山、アイガー、ユングフラウ、メンヒ。それぞれが特徴的に並んだ姿はアルプスの代名詞。このうち雪稜が中心のメンヒとユングフラウにチャレンジ。技術的には4000m峰の中では登りやすく、標高3450mまで登山鉄道を使えるので、アルプス登山が初めての方にお勧めです。 -15-

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