2017DIGEST
3/16

こんな冒険はいかがですか-2-登山を舞台にした「自分だけの冒険」のモデルプランです。これはあくまでもモデルプランで、全ての人がこのようにしなくてはいけない、ということではありません。登頂を目指したモデルプランを作ってみましたが、逆にピークを踏まない登山があってもいいと思います。その山に行って美しい景色を見て、その土地の文化や自然、そして人々と触れあうことができれば、そこで登山が完了しても良いのではないでしょうか。「写真を撮る」「山小屋で朝焼けを眺める」「美味しいものを食べる」「花を見る」「星空を眺める」など・・・10人いれば10の山歩きのスタイルがあり、そして、それぞれの冒険があります。このプランを参考に自分のスタイルにあった「自分だけの冒険」を考えてみては如何ですか。6.6000m峰メラ・ピークに登ってみるモンブラン、キリマンジャロレベルがクリアできれば、いよいよ6000m峰が射程内です。最も登り易い山としてはネパール・メラピーク。ルートが安定しており初めての6000m峰に最適。ステップ3,4講習会レベルがクリアできればOK。また、ステップ5のレベルがクリアできれば、ペルーのワスカランなどレベルの高い6000m峰も射程に入ります。長丁場の登山なので基礎体力を充実させ、長期のテント生活など色々な場面でストレスをためないように、精神力も鍛えましょう。5.マッターホルンに登ってみるモンブランレベルをクリアして、岩登りに挑戦したい方。アルプスのマッターホルンは如何ですか。ピラミッドのような姿で世界中の登山者の憧れ。3級レベルが中心ですが、4級レベルの個所には固定ザイルがあるので安心。ステップ4講習会に何回か参加して少しずつレベルアップを。標高差1200mの岩登りという大スケールのこの山では、力で強引に登るレベルでは体力が持ちません。バランスを心がけ、力を抜いて登るようにすることが肝心です。1.富士山に登ってみる一度は登りたい日本一の山。まずはステップ1の講習会で山歩きの基礎を学びましょう。一見簡単なことのようですが、ここを怠るとあとで苦労します。基本を守って山歩きに何度も行って下さい。天気が良い、悪い、風の強い、暑い、寒いなど、色々な条件での山歩きを経験しながら、基礎体力をつけましょう。少しずつ標高を上げ、体力がついたらいざ富士山に挑戦です。標高が高いので机上講座で高山病の基礎を学ぶと余裕を持って登ることができるでしょう。富士山山頂アルプスクライミングメラピーク7.ヒマラヤの8000mに登ってみる6000m峰に2山以上登ったら次の目標は8000m峰。ヒマラヤのジャイアンツへ挑戦します。14座ある8000m峰の中で登り易いのは、マナスルかチョーオユー。ステップ6講習会で色々なストレスに負けない経験をつんだら挑戦です。AG公募登山隊では7000m以降に酸素を使いながらシェルパと日本人リーダーがサポートします。入山手続、ルート工作など手間の掛かることはスタッフに任せ純粋に登山にだけ集中して下さい。チョーオユー峰8.七大陸最高峰にチャレンジ8000m峰に登り、さらに経験を積むと次に見えてくるのが世界最高峰エベレスト。簡単ではありませんが、公募登山隊のサポートがあり十分に準備を重ねれば叶わぬ夢ではありません。登頂を果たしたら、さらに世界中の登山者の憧れ七大陸最高峰、ヨーロッパ・エルブルース、北米・マッキンレー、南米・アコンカグア、アフリカ・キリマンジャロ、オセアニア・カルステンツ、南極・ビンソンに挑戦。技術、体力は既にクリア済み。セブンサミッツ制覇が待っています。南極・ビンソン峰2.槍ヶ岳に登ってみる槍ヶ岳。天を突き刺すような姿に誰もが憧れます。上高地からは2泊3日、標高差1700m。山頂直下はくさりやハシゴが掛けられた高度感のある岩場。富士山に登れる体力がついたらステップ2の講習会で岩場の基礎を。何回も繰り返し、身につけたら、槍ヶ岳に挑戦です。高度感に自信のない人は、岩登り体験会で慣れましょう。誰でも初めは怖いもの。ガイドにサポートしてもらいながら、ほんの少し冒険心をもって挑戦しましょう。槍ヶ岳3.アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロへ槍ヶ岳、富士山を登った方。海外に目を向けキリマンジャロへの挑戦はいかがですか。ほぼ6000mの山ですが、特に難しい技術は必要ありません。基礎体力を充実させ、高山病対策をすれば大丈夫です。体力に自身のある人は、すぐにでも挑戦できますが、高所順応に自信がない人は、4000m、5000mと少しずつ標高を上げましょう。4000mではキナバル山、5000mでは大姑娘山がお勧め。ステップを踏みながらキリマンジャロに挑戦しましょう。キリマンジャロ山頂4.モンブランに登ってみる槍ヶ岳、富士山に登り、雪山に挑戦したい人は、アルプス最高峰モンブランはいかがですか。技術レベルは2級の簡単な岩登りと長時間の単純なアイゼン歩行。ステップ3講習会で、アイゼンに慣れて下さい。前半区間は、2級の岩登り。技術的には難しくありませんが高度感があります。岩登り体験会やステップ4の講習に参加して岩登りを経験しておくと自信がつきます。後半のアイゼン歩行は急斜面はありません。長時間でも引っ掛けないよう慣れが必要です。モンブラン

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です