20150401アルプスクライミング
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槙有恒が初登頂したことで日本でも知名度が高くなったアイガー・ミッテルレギ稜(東山稜)。長大な稜線で豪快な岩登りが楽しめます。アイガーは、ミッテルレギ稜から南西稜への縦走型の登山なので、途中で引き返すことができないので、グレードが高くなり総合的な登攀技術と体力が必要です。「技術度・体力度」技術度7体力度54級レベルの岩場を力を掛けずに余裕を持って長時間続けて登れること。また、斜度のある岩と雪のミックス斜面をアイゼン・ピッケルを使い、安定感を持って登れる技術が必要。体力的には、夏の富士山を5合目から5時間以内に余裕を持って登る基礎体力が必要です。「ルート案内」*登山開始地点:グリンデルワルトユングフラウ鉄道・アイスメール駅のトンネルより登山開始。氷河上をミッテルレギ稜線のミッテルレギ小屋まで登ります。小屋直下は斜度があり、足場が悪い場合もあるので注意が必要です。ミッテルレギ小屋からは岩稜登攀で3級を中心に一部4級レベルの登攀が続きます。アップダウンが多く長い行程になる上、高度感のあるリッジ上の行動が多いので充分な経験が必要です。また、ルート全般は縦走形式の登攀となり、途中で引き返すことが難しいため、長時間岩場で行動できるしっかりとした体力が必要です。下山は南西稜ルート。以前使っていた西壁ルートより標高差はありませんが一部安定しないルートや落石も多いので慎重に下ります。メンヒガイド比率1対2ユングフラウヨッホ⇒メンヒヨッホ登り200m1時間メンヒヨッホ⇒メンヒ山頂登り450m2時間半メンヒ山頂⇒メンヒヨッホ下り600m1時間半アイガーガイド比率1対1アイスメール⇒ミッテルレギ小屋登り200m2時間半ミッテルレギ小屋⇒アイガー山頂登り600m7時間アイガー山頂⇒ユングフラウヨッホ登り200m下り700m4時間アイガー登山ルート(ミッテルレギ山稜)1日目2日目ミッテルレギ小屋3355mアイガー3970mメンヒスヨッホ小屋3657mユングフラウヨッホ3464mアイスメール駅3160mアイガーアイガー(3,970m)アルプスクライマーの憧れ-9-

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